私がこの音楽療法士講座を受講して一番考えさせられたことは、人と人のつながりです。高齢者施設での実習は、世代も性別も関係なく心を通いあわせることの素晴らしさを身にしみて感じることができました。その間には音楽があり、音楽の持つ力の偉大さを実感することができました。

　また、今までに私自信が音楽に助けられることがいかに多かったのかということを改めて実感することができました。当たり前すぎて気付かなかったけれど、日常生活のなかには音楽があふれており、心豊かにすごしていくことのできるツールだと思います。

　誰かの為に音楽療法を実践するのは、準備もセッションも様々な配慮が必要です。この講座では、細かい部分まで指導していただきました。実際のセッションは療法士自身も楽しくてクライアントに支えられていることの方が多いのではないか、と考えずにはいられません。

　音楽療法士の資格を取得した今、まだまだ未熟ものですが私なりの方法で周囲の人たちの心を豊かにする手助けができれば、と模索しているところです。